1975年10月までの一代目セリカ、セリカLB（TA22、TA27、RA21、RA25等）用の電動パワステです。 (それ以降の後期型車両には付きません) 自車用に設計製作、装着したものです。 パワステのコラム部分以外のボス、ブラケット、スピードセンサー、配線等は新品の専用部品または新品に加工を施したもので製作しています。
運転が楽になるのは当然として、素早くステアリングを切れるため危機回避能力が格段に向上します。 また、ハンドルの重さを気にしなくて良いのでキャスター角を寝かしたり、ステアリング・レシオを速めるのに躊躇が要りません。 (私は両方共、行っています) スピードセンサー付で、速度が上がるとアシスト量が弱まります。 一般に初期の電動パワステは評判が良くなかったようですが、このパワステは比較的新しい物がベースになっていますので、私感ではありますが、違和感がありません。 エンジンの回転信号を拾って作動するので、エンスト時などは重ステに戻ります。 エンジンを掛ければ即座に再起動します。
装着に特殊な工具を要さず、通常のレンチ、ドライバー等で装着出来ますのでDIYの心得のある方、自車のステアリングコラムを見て自分で外せそうだな、と思う方なら3時間程度で装着出来ると思います。 配線やヒューズ、スピードセンサー、エンジンルーム内の配線の断熱保護チューブ(耐熱125℃)、ボスのホーン導電板に塗るグリスも付いたボルトオン・キットです。 配線には端子等もカシメてありますので圧着等の手間が要りません。 （配線を車体に留めるケーブルタイなどはご用意ください。 基本、他には用意して頂く部材はありません）
安全性を重視して製作してあります。 要となるステアリングシャフトは溶接での切り接ぎで製作したものでは無く、機械的に互換する自動車メーカーの純正パーツ等の組み合わせて製作しています。 （万一にでも、溶接不良があって運転中に・・・なんて考えながら運転するのはイヤですよね）
セリカのウインカーレバー、キーボックス、コラムカバー等を移植して使うので見た目の違和感がありません。 もちろん、運転中も乗降時にも足への干渉はまずありません。
ノーマルのステアリングシャフトとギアボックスはゴム板のカップリングで接続されていますが、このパワステではベアリング入りユニバーサルジョイントで接続するので、ぐにゃぐにゃ感が減少します。 また、ステアリングギアボックスのシャフトにかかる曲げモーメントが理論上ゼロになるので長寿命化が期待できます。
貴重なオリジナルのステアリングシャフトの下取りが不要なので手元に残しておく事が出来ます。
パワステ本体は一度自分のクルマ（TA27 セリカリフトバック1600）に装着してテスト走行し、不具合の無いことを確認して出品しています。
落札後、メール添付のpdf型式で取り付け説明書をお送りします。 写真を多数（45枚程度）使って解りやすいように作りました。
車検については、東京のA陸運事務所の改造担当者に相談したところ、改造のためのシャフト溶接をしておらず、ギアボックス自体に手を加える訳ではないので保安基準に抵触しない。よって改造申請は不要で車検も問題無い、との事でした。 しかしながら私が保証出来るわけでもありませんので事前にご自分の担当エリアの陸運事務所に問い合わせを御願いします。
制限事項 私の調べた限りでは、セリカの初期の個体（1972年8月ワンテールまで）の内、ST、LT、ETはハンドルポストの取り付けが二点のボルト止めになっているようです（GTのみ三点止め）。 その後のセリカはLB含め三点止めになっており、これに合わせて製作していますので二点止めのクルマに使用する場合は小物部品一点（クサビ状のスペーサ：トヨタ品番45877-30010）とボルト一本が必要になります。 但し、これらの部品が製廃になっておりますので代替品を製作する必要があります。 二週間ほどの時間と実費を頂ければ当方で用意できます。 三枚目の写真を参照の上、入札前にご確認ください。
左ハンドル車にはそのままでは取り付け出来ないようです。
添付の専用ボスの使用が必須となりますので(モモ、ナルディピッチ両用のボスです）セリカのノーマルハンドル等は使用出来ません。
前述のように一度自車に装着していること、部品を使用していることもあり、部品に多少サビ、汚れ、キズなどがあるのはご容赦ください。
その他

トヨタ・セリカ - Wikipedia

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